座右の銘というものはあまり持っていません。世の中のそれぞれの言葉には、みな重みと学びがあると思いますから。俺たちの勲章、というドラマが子供の頃テレビでやっていましたが、皆さんは他人に自慢できる、自分だけの勲章を手に入れるべく、頑張ってほしいと思います。それには努力が必要です。
中34期、高28期卒業生
たけちゃん
物理の研究者
1 見てほしいWebページ
2 私の今の仕事
国の研究所で物理の研究を仕事にしています。依頼をうけて大学で講義をすることもあります。何をやってるのか今一つ謎の仕事ですが、なりたくてなった職業ですよ。
3 今の仕事の好きなところ
研究者というのは基本的に自営業の経営者のようなもので、何をしてもよいし、何をしても自分が責任を取らないといけません。その勇気や意志、責任感があるか?ということを問われます。しかし、一方で周りの研究者と連携して研究を進めることもあります。プロ野球の選手みたいなものを想像すると良いかもしれませんね。
4 中学・高校時代にがんばったこと
好きなことはしたいし、好きではないことはあまりしたくない、と思って過ごしていました。ただし、好きではないことは何でも回避するわけではなくて、それが本当に自分に必要かと考えて、いらないんじゃ?と思ったらやらなかった、という感じでしょうか。リーダーシップをとったり誰かに奉仕したり、ということは大事に考えていました。やらないよりは恥をかいてもやって失敗するほうが良いとも思っていました。我儘を貫かせてもらって、本当に貴重な時間を過ごせたと思っています。
5 中学・高校時代にやり残したこと
恋愛?(笑)いや、それは何もしなかったわけではなくて何度もフラれたという話です。それはともかくとして、あまりやり残したこと、って思いつかないんです。何もかもやり切ったわけでは全然ないんですが。その場その場で思いのままに行動して、成功したり失敗したり、という繰り返しだったからでしょうか。もう一度中1にもどれば、もちろんすべてもっとうまくやれる、とは思いますが、そんなの考えても意味のないことですよね。
6 附中生・附高生への応援メッセージ
大学はゴールではありません。最初に立つスタート地点くらいに思ってください。そして中学、高校はスタートするための基礎体力をつけているのだと思ってください。中学や高校でしかできないことが多くあると思います。それらをこなさないと、基礎体力のないままスタート地点に立つことになります。いきなり、ルールとテクニックを教えてもらって、そのスポーツの大会で活躍できると思いますか?体力がないとすぐに息切れしてしまうと思いませんか?じゃあ基礎体力ってなんでしょうか。テストの点数だけだと思っていませんか。将来自分が何をしたいのかは常に考ましょう。そのためにはどうすればいいか、今しかできない準備はなにか、よく考えてください。皆さんはあとから絶対得られない大変貴重な6年間をいま過ごしています。繰り返しになりますが勝負は大学に入ってからです。何のプレーヤーになりたいと強く願えることができるようになれるか、これが重要ですよ。世の中こんな状況ですが、やれることはいろいろとあるはず、奮闘を期待します。
7 好きな言葉・座右の銘
座右の銘というものはあまり持っていません。世の中のそれぞれの言葉には、みな重みと学びがあると思いますから。俺たちの勲章、というドラマが子供の頃テレビでやっていましたが、皆さんは他人に自慢できる、自分だけの勲章を手に入れるべく、頑張ってほしいと思います。それには努力が必要です。